top of page
執筆者の写真村山順子

2021年11月5日 『言われてやるな、気づいてやれ』「人生の合い言葉」上甲 晃著


おはようございます!

今朝も、お元気で朝をお迎えのことと存じます。

お陰様で私も上機嫌で、元気ハツラツ朝を迎えています。


話は変わりますが、

今年の目標の一つに「読書」があります。

古典から、生き方、考え方の本、歴史書、また話題の童話、小説など、ジャンルは意識して、広げています。

最近読んだ本で、付箋を貼り、繰り返し読む本があります。

松下政経塾元塾長で現在、志ネットワーク「青年塾」代表の上甲 晃氏の「人生の合い言葉」です。

小見出しが、短い言葉で分かりやすいのですが、ちょっと強烈!

故に、心に響き、記憶に残る言葉です。


『言われてやるな 気づいてやれ』(84ページ) 本当にそうだと思います。


”自分がやりたいと思って取り組むと、俄然積極的になる。

もう時間だから切り上げてください・・と周りから言われても、いや間もなく完成しますから、もうひと頑張りします、と言えるのだ・・・同じ仕事であっても受け身でやるか、能動的にやるかの違いである”


「自分からやりたいと思って取り組む・・と俄然積極的になる」

この事は私自身の体験からも共感、共感です!


古い話になりますが、・・・(長くなりますが)

1995年阪神淡路大震災の後、当時勤務していた会社の顧客が殆ど被災。

仕事がなくなりました。

その会社は、もともと子育ての勉強をしていた専業主婦7名で始めたお掃除の会社です。

リーダーの「額に汗する仕事を通して私たちの人格を整えていかない!」との言葉に感動!共感!

「志」を同じくしたメンバーでスタート。

リーダーが社長。あとは全員パートでした。


お陰様で社長やメンバーは、阪神淡路大震災で殆ど被災する事が無く、事務所に出勤。

ですが仕事は無く、このままでは、会社が倒産してしまう!

どうしたらいいのだろう?・・・を懸命に考え続けました。


”そうだ!仕事がないのなら、こちらから頂きに行こう!飛び込み営業というのをしてみよう!“と思いました。

仕事の経験は、小学校に5年間勤務しただけですが、やるしかない!と強く思いました。

社長に”飛び込み営業に行かせてください!“と申し出て許可を頂き、日頃目にしていた大手管理会社に飛び込んで行きました。


ご挨拶して事務所に入り、「お仕事を頂きたくて伺いました」と申し上げると、「紹介状はあるのかね!」と決定権を持っておられる感じの方が言われます。

「ございませんが、どうしてもお仕事を頂きたくて伺いました」と申し上げると、「会社を思う気持ちが気に入った!会社概要を持って来て」と言われました。

社長が喜んでくれると思い、スキップしたい気持ちで報告しました。


ところが社長は「会社概要を持って来て!というようなややこしい会社は断ってきて!」と。(当時会社概要は作っていなかったようです)

私は社長に喜んでもらいたいと思って行っただけです。

残念でしたが素直にお断りに伺いました。

ガラス越しに私を見つけ、担当の方が笑顔で出てこられました。

「会社概要、持って来たかね!」と。

私は頭を深く下げたまま、「申し訳ありません!お断りに伺いました」と申し上げ、恐々顔を上げると、鬼の形相で「そっちから頼んでおきながら、なんと失礼なやつだ!とっとと帰れ!」と、背中を強く押され、会社の外へ押し出されました。

当然だと思いました・・・悲しくは無く、申し訳ないと思いました。


その後、社長が私用で東京へ。

私は、どうしたら良いのか!ばかり考え続けていました。

結論は“やはりもう一度その会社に行くしかない!” と思い、伺う事にしました。

今思えば「恥ずかしい、叱られたくない!」というような気持ちは一切なく「ただ仕事が頂きたい!」その事だけでした。


私を見られた担当者は、凄い勢いで出てきて、「自分から断ったのに、どんな顔して来たんじゃ!」と怒鳴ります。

私は「やはり、どうしてもお仕事を頂きたくてまた伺いました!」と、頭を下げたまま申し上げ、恐る恐る顔を上げると、少し優しいお顔になられていました。

「そこまで会社のことを思うか!その心根がいじらしい!もう一度チャンスをあげるから、会社概要を持っておいで!」と言ってくださいました。


大喜びで帰り、東京の社長に電話。

今度は社長はすぐに飛んで帰って来てくれ、A4表面2枚だけの会社概要を作ってくれました。

それを先程の大手管理会社に持って行くと「それで良いよ!」と優しく言ってくださり、六甲アイランドの300世帯程の分譲マンションの日常、定期など全ての清掃関係の仕事の受注を頂きました。

そして、その関連会社の仕事も受注させて頂き、会社は急成長。


仕事は楽しくて仕方がなかったです。

どうしたら仕事を頂けるかを、自分で考え行動。

叱られても、怒鳴られても行動できたのは、仕事を頂き社長を喜ばせたい!という心からの強い気持ちがあったからだと気づきました。


「言われてやるな、気づいてやれ」は、当時の私自身の姿に重なります。

自分で考え、自らの意思で行動したから、叱られても怒鳴られてもチャレンジできたのだと思います。


そんな遠い昔の事を、思い出させてくれる言葉でした。

あっ!これって自画自賛のメルマガ?でしょうか。申し訳ありません。


みなさん、素敵な週末をお過ごし下さいますよう!



村山順子

閲覧数:11回0件のコメント

댓글


bottom of page