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執筆者の写真村山順子

Yさん ありがとうございました!

更新日:2020年8月12日

おはようございます!

今朝も笑顔満開、お元気で朝をお迎えの事と存じます。7月7日は24節気の小暑。

暑中見舞いの頃になりました。

コロナで、またこの豪雨で、いろいろな思いをされていらっしゃる、あの方、この方に、

暑中見舞いを書いてはいかがでしょうか。


今朝は、昨日書くつもりだった事を書かせて頂きますね。

昨年7月、お陰様で念願の全国47都道府県での手紙のセミナーを達成させて頂く事が出来ました。

多くの方々のお力添えのお陰様です。

達成した事をお伝えし、お礼申し上げたいのに、亡くなられていて

直接お礼をお伝えできない方がお二人いらっしゃいます。

今日は、姫路のYさんの事を書かせて頂きます。


彼女も、手紙のセミナーを応援してくださいました。

彼女は私に多くの事を体験させて下さり、いろいろ教えてくれました。

癌で亡くなり、もうすぐ4年になります。


私より3歳下の明るく聡明な女性です。

大きな声で笑い、ひまわりのような笑顔のYさん!

尊敬する大好きなYさんでした。


出会ったのは、彼女が乳癌の術後、何年か経った頃でした。

公民館に勤務していた彼女は、利用者の皆様に良い講座を!と、

いつも心に掛けていたそうです。

私がラジオの番組に出させていただき手紙の事を話していた時、

その番組を聴いていた彼女は、ぜひ私を!と思ったそうです。


彼女の生き方、考え方は“良い“と思った事は、

まず自分で体験し納得した講師を招いて〝講座“を、いう考え方でした。


彼女は私が主催している神戸、三宮での手紙のセミナーに参加。

終了後「ぜひ公民館でお願いしたいです」と。

彼女の勤務する加古川の公民館でさせて頂く事になりました。


講座に集う皆様は、明るく笑い声いっぱいでした。


70名の高齢者の方々が、私の講演の後、ご主人に、奥さんに、子どもさんに、

親に・・手紙を書かれました。


ご夫妻で参加されている方も何組も。

ご夫妻で、奥様宛の手紙を、ご主人様宛の手紙を書かれ、その後

みなさんの前で読んで下さいました。


読まれる方も、聞かれる方も時に涙していました。

聞いているみなさんは “夫婦仲ようて、ええなぁ~“と、口々に言いながら大拍手!

とても暖かい気持ちが会場いっぱいに広がる記憶に残る講座でした。


それはひとえに、彼女の“受講される皆様に喜んでもらいたい!”とのホスピタリティ溢れる気持ちと、入念な準備と日頃からの参加者との信頼関係があったお陰様です。


便箋、封筒もYさんが吟味して揃えてくださっていました。

その後、兵庫県内の多くの公民館に私を紹介下さいました。

遠い加西市の公民館では、基調講演をさせて頂き、手紙を書くことの素晴らしさを微力ですが、お伝えできたのでは・・と。


機会を頂いた事に感謝でした。

Yさんは、手紙の歴史的なことや、古典文学や、神社の事なども詳しくて多くの事を教えて頂きました。

加古川の由緒ある神社での観月会!

雅な会にお誘い下さり、厳かな雅楽やお琴の演奏を聴き、

一緒に直会(なおらい)にも参加させて頂きました。


彼女のお誘いは、全て喜んで出掛けていました。

姫路の大塩神社のお祭りを、一緒に座っておしゃべりしながら観たことも、懐かしい思い出になりました。

その後、神社近くの彼女の娘さん宅で、大勢でお食事を囲んだことも。

また彼女の高校の同級生で、神戸の総合病院に勤務されているお医者さんのお宅へも伺いました。


その先生も癌を治療しながら勤務していました。

手料理を作るのが好きだから!「順子さん、M先生の家に食事にいこう!」と少し

強引に誘ってくれます。さすがに面識のない先生のお宅なので、尻込みする私に、

「先生は、もてなすのが大好き、奥様もそれを喜んでいるから」と。

私を紹介したいと言って連れて行ってくれました。


海を見下ろす高台の素敵なマンション!

料理好きのM先生は、見事なフルコースを(奥様も手伝われたと思いますが)

デザートまで、ご馳走になりました。

優しい先生は、患者の痛みを知り不安に寄り添っていらっしゃいました。

知識が豊富でお話し好きな先生でした。


2016年4月に〝M先生が亡くなられたよ“と彼女から連絡を頂き、私も伺いました。

甲斐甲斐しくお手伝いしていました。同じ年の秋頃?だったでしょうか。

彼女らしい見事な仕舞い方をされて、旅立たれました。

娘さん、お孫さんへの優しい手紙を自分の声で録音していました。寿命を精一杯生き切ったYさん。

彼女から愚痴不足、泣き言を聞いたことがありません。

どうやって心を整理していたのか、聞いておきたかったです。


Yさん、あなたと知り合え幸せでした。

いろいろ教えてくれてありがとう!

1人では行けないところも、連れて行って見せてくれ、体験させてくれて ありがとうございました!


どちらが年上か分からないほど、彼女を信頼し頼っていました。


目を閉じると、今もあなたの声が聞こえます。笑い声が聞こえます。


さぁ!手紙の素晴らしさを伝え、共に書かれる方がもっともっと増えますように!

あなたの分も、お伝えしますね!

あなたの、笑顔が見えます。


手紙のセミナーを続ける中でお世話になった、多くの皆様、また今は亡きYさん、埼玉のHさん!

ありがとうございました!


今日も、「今あるのは、誰のお陰様?」

を意識し感謝の1日を過ごします。


雨模様ですが、

雨の被害がこれ以上出ませんように祈ります。


笑顔の一日でありますように!



村山順子

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