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2025年3月12日 「人生は心一つの置き所」

執筆者の写真: 村山順子村山順子


おはようございます!

今朝も笑顔満開、お元気で朝をお迎えでしょうか。


YouTubeを観ていたら、ご夫妻で社交ダンスをされている姿が流れてきました。素敵でした。

ふと20年前の事を思い出しました。


ある会で、素敵な年配の女性に出会いました。

素敵なドレス、赤いヒール、真っ赤なマニキュアで、社交ダンスをされていました。

背筋が伸び、笑顔の素敵な美しい方。

聞けば、何年も前から癌を患われているとの事。

そんな気配を感じさせない方でした。

お子さんはいらっしゃらず、ご主人様と話し合い「元気で歩けるうちに、食べられるうちに、行きたい所に2人で行こう!」と約束。

治療はするけれど、痛みがないように。

色んな事を話し、旅行に行き、おしゃれしてご主人様と社交ダンスを。


彼女は、「癌にならなければ、それぞれに好きな事をして過ごしていたと思う。けれど、癌になった事で、2人でとても良い時間を過ごせた」と。

そしてこうも言われました。

「癌は優しい病気よ。だって、逝くまでの猶予時間があるじゃない!色々話して、ありがとうも言えるし、行きたい所にいっぱい行って写真も撮ったよ。突然だとそんな訳にはいかないよね。私は癌で良かった!と思っているの」と。

聞いていて驚きました。

ですが確かに、お別れするまでの時間があります。

伝えたかった事、またお願いしたい事など、心置きなく話し、2人で優しい時間を送る事ができます。


私は28年前、夫を朝広島出張に送り出し、その夜に広島の病院で亡くなったとの知らせを受けました。

52歳になったばかり。心筋梗塞でした。

こどもたち4人は皆学生。「こどもたちを頼む」は、わかるけれど・・私に何を言いたかったのだろう?

夫の最期の言葉も聞けず、逢えず、心筋梗塞はなんと哀しい残酷な病気でしょう。


彼女の考え方に触れ、どんな環境にあっても、その人の思い方一つ、受け止め方ひとつだという事を実感しました。

中村天風先生の「人生は心一つの置き所」を思いました。


みなさん、今日も笑顔溢れる楽しい一日でありますように!



村山順子



【お知らせ】


神戸暮らしの学校事務局です。

皆様からのッセージやご相談に、村山順子がYouTubeでお答えします。

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以前の動画です。このような感じでお伝えします。

「お悩み相談 自分が好きでない私」

どうぞよろしくお願いいたします。



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