
おはようございます!
今朝も笑顔満開、お元気で朝をお迎えでしょうか。
YouTubeを観ていたら、ご夫妻で社交ダンスをされている姿が流れてきました。素敵でした。
ふと20年前の事を思い出しました。
ある会で、素敵な年配の女性に出会いました。
素敵なドレス、赤いヒール、真っ赤なマニキュアで、社交ダンスをされていました。
背筋が伸び、笑顔の素敵な美しい方。
聞けば、何年も前から癌を患われているとの事。
そんな気配を感じさせない方でした。
お子さんはいらっしゃらず、ご主人様と話し合い「元気で歩けるうちに、食べられるうちに、行きたい所に2人で行こう!」と約束。
治療はするけれど、痛みがないように。
色んな事を話し、旅行に行き、おしゃれしてご主人様と社交ダンスを。
彼女は、「癌にならなければ、それぞれに好きな事をして過ごしていたと思う。けれど、癌になった事で、2人でとても良い時間を過ごせた」と。
そしてこうも言われました。
「癌は優しい病気よ。だって、逝くまでの猶予時間があるじゃない!色々話して、ありがとうも言えるし、行きたい所にいっぱい行って写真も撮ったよ。突然だとそんな訳にはいかないよね。私は癌で良かった!と思っているの」と。
聞いていて驚きました。
ですが確かに、お別れするまでの時間があります。
伝えたかった事、またお願いしたい事など、心置きなく話し、2人で優しい時間を送る事ができます。
私は28年前、夫を朝広島出張に送り出し、その夜に広島の病院で亡くなったとの知らせを受けました。
52歳になったばかり。心筋梗塞でした。
こどもたち4人は皆学生。「こどもたちを頼む」は、わかるけれど・・私に何を言いたかったのだろう?
夫の最期の言葉も聞けず、逢えず、心筋梗塞はなんと哀しい残酷な病気でしょう。
彼女の考え方に触れ、どんな環境にあっても、その人の思い方一つ、受け止め方ひとつだという事を実感しました。
中村天風先生の「人生は心一つの置き所」を思いました。
みなさん、今日も笑顔溢れる楽しい一日でありますように!
村山順子
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以前の動画です。このような感じでお伝えします。
「お悩み相談 自分が好きでない私」
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