おはようございます!
今朝も笑顔満開、お元気で朝をお迎えでしょうか。
今日、明日と続けて、同じタイトルで書かせて頂きます事、お許しください。
6日(日)、神戸木鶏クラブ30周年記念講演会で、講演者の中西輝政先生が、今は亡き渡部昇一先生について少し話されました。
瞬間に、渡部先生のお顔が浮かんできました。
2013年11月16日・・私にとって忘れられない日です。
東京で初めて「心を届ける手紙のセミナー」を開いた日です。
なぜ、東京で?
ちょうど、結婚情報誌“ゼクシィ”の首都圏版に「花嫁の手紙」の監修依頼を頂いた事がきっかけでした。
「首都圏版・・それって東京で手紙のセミナーを開きなさい!っていうことかも!」と、すぐに大井町の品川区民会館「きゅりあん」を予約。
恐れ多くて今思えば考えられない事ですが、致知出版社のY氏にも「セミナー開催」のご案内をお出ししました。
実際に来て下さるのかは分からないままでしたが・・当日、新入社員さんと一緒に来て下さったのです。
そして終了後、「午後のご予定がなければ、一緒に渡部昇一先生の講演会に、如何ですか?」とのお誘いを!
嬉しくて、瞬時に「大丈夫です。お願い致します」と即答していました。
実はその日、次男のパートナー(受付を担当)や、入所施設から当時88歳の叔母、付き添いの従兄弟も参加、いつも応援してくれている若いアシスタントの女性も、神戸から駆けつけてくれていました。
セミナー後は皆で少しお話ができたらと思っていたのですが、Y氏からの思いがけないお誘いに、その事をすっかり忘れて・・
あとの事は、次男のパートナー、神戸からのアシスタントの方にお願いし、叔母にも声をかけ・・Y氏とご一緒に30分ほどタクシーで移動。
急ぎランチをご馳走になり、ご講演は3列目で聴かせて頂きました。
渡部先生は成績優秀で、月謝を免除される特待生で上智大学に入学。
人と争う事を良しとしない渡部先生は、どの教科も満点を取れば争う必要なく1番になれる・・と、ずっと満点を取り続けられたそうです。
そんな中、優秀な学生に留学する機会が与えられる・・との話が。
誰もが渡部先生がと思っていましたが、選ばれず・・。
靴下は継ぎの当たったもの、TPOに応じた服装ができない礼儀知らず・・と思われ、選考から落ちたそうです。
それでも先生は腐らず、自分の勉強をしながら教授のお手伝いをしたり、何かお役に立つ事をと精一杯続けているうちに、その留学先よりなお素晴らしい、ドイツ留学が決まったとの事。
「自分の仕事以外に、誰かの役に立つ事を精一杯させて頂いていると、ある時、天から梯子が降りてくる」とお話し下さいました。
感動した私は、講演後の「ご質問やご感想はございませんか?」との司会者の言葉に、瞬時に手を挙げていました。
ご講演のお礼、そして今仕事以外に“手紙の素晴らしさをお伝えしたくてセミナーを続けている”事を話させて頂きました。
すると渡部先生はニコッと笑われて、「あなたには、天から梯子が降りてくる。その梯子は降り癖がついていて、次から次へと降りてくる」と、おっしゃって下さったのです。
思いがけないお言葉に、どのように座ったのか、覚えていません。
感動の時間でした。
長くなりますので、この後の事は、明日書かせて頂きます。
みなさん、今日も笑顔溢れる素敵な一日をお過ごし下さいますよう。
村山順子
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