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執筆者の写真村山順子

2024年6月26日 傾聴ボランティアへ



おはようございます!

今朝も笑顔満開、お元気で朝をお迎えでしょうか。


昨日初めて、施設での傾聴ボランティアに伺いました。

ブルーのボランティアカードを掛けて、談話ルームへ。

十数名の内、男性はお一人だけ。

昭和歌謡曲が大画面で流れる中、口ずさむ方や、無表情の方も。


ご挨拶をして、空いている席に座らせてもらい、お声掛けしました。

「お話聴かせていただけませんか?」と。

笑顔で話してくださる方。無表情の方が、話されるうちに表情が出てこられたり。

認知症の方が多い・・と、担当者からお聞きしていました。

同じ話を繰り返す方もいらっしゃいましたが、穏やかなお顔でした。


お一人で座られていた方にお声掛けすると、笑顔で「素敵な服ですね。よく似合っていますよ」と先に褒めて頂き驚きました。

出かけることなく、殆どが施設内で過ごされている方々。

自分を見て頂いている事を実感しました。

みなさんに共通している事は、「お肌が綺麗な事」です。

90歳を過ぎていらっしゃる方も、お肌のキメが細かいのです。

お聞きしてみると「何もしてないよ」との事。

お化粧をしないのが良いのでしょうか?


昭和の歌謡曲が次々に流れています。

フランク永井、藤山一郎、田端義夫、ディック・ミネ等々の歌を、歌詞の映っている画面も見ないで、大きないいお声で歌われている方がいました。

広いテーブルに1人お座りでした。

「歌がお上手ですね。歌詞を覚えていらっしゃるのですね」とお声掛けすると、

「歌は好きで、小さい頃からのど自慢に出て、賞を貰っていた」と!

ご自身の身の上話をして下さいました。

満州からの引き揚げ船で帰ってきた・・と言われたので「あの『岸壁の母』の舞鶴の港ですか?」とお聞きすると、「母親と5人の子どもたちで。母親は苦労して育ててくれた。のど自慢で賞をとると、みんなが喜んでくれてね・・」と。


そのうち、その方の前に、職員さんが籠いっぱいの乾いた洗濯物を置かれました。

その方は、イキイキと手早く、角を合わせてきっちりと畳まれていました。

「これは私の仕事。いつも持って来てくれるの」と笑顔で。

必要とされる喜びが身体中から溢れていました。


あっという間に時間が経ちました。

しっかりお話をお聴きできなかった方には「今度聴かせて頂けますか」とご挨拶して、終えさせて頂きました。

そして「傾聴ボランティアノート」を付けました。

お話を聴かせて頂いた方々の特徴、感動した事、次回の改善点、私の服装等も。


お役に立たせて頂きたいという気持ちで伺いましたが、人生の先輩である入所者の方々のお姿、お話から多くの気づきと学びを頂いた、楽しい感謝の時間となりました。

次回も楽しみです。


みなさん、今日も笑顔溢れる楽しい一日でありますように!



村山順子



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