おはようございます!
今朝も笑顔満開、お元気で朝をお迎えでしょうか?
昨日、本を整理してると、神渡良平先生(2023年5月逝去されました)の
『人を育てる道(伝説の教師徳永康起の生き方)』(致知出版社)を見つけ、つい読み返していました。
“森信三先生は徳永先生を評して「鉄筆の聖者」と尊称。
昭和38年以来一層鉄筆を駆使せられ、教え子をはじめ、この世においてご縁を頂いた人々のために
手書きの冊子作りに没頭されました。・・・”
「鉄筆」とは・・・。
今のようにパソコンなどない時代、蝋引き原紙の蝋を剥がすように「鉄筆」で文章を書き、謄写版で手刷りしていたものです。
今回この「鉄筆」の文字を目にした時、はるか昔・・・50数年前の事を思い出しました。
小学校の教師5年目、6年生を担任している時でした。
毎日、その日にあった主にクラスでの出来事や、子どもたちの様子をガリ版刷りして、「クラス通信」として帰りには子どもたちに渡していました。
授業をしながら、毎日40数名の子どもたちの日記に赤鉛筆で書き込みながら、ガリ版刷り・・・時間をどうやって作っていたのだろうか?
朝は早朝に登校。給食時間も日記を読み、子どもたちが寄ってくれば話を聴き。
保護者は、そんな若い私を応援して下さり、先輩の先生たちも大きな心で、私のする事を見守ってくれていました。
良い時代に教師をさせて頂いたなぁ~と。
未熟でも、懸命な思いは、取り組みは伝わっていたようです。
と、そんな事を懐かしく思い出しました。
徳永康起先生!その生き方、子どもたちへの愛情が溢れ、涙なしでは読めない感動の本です。
「教師」って本当に素晴らしい!嬉しい仕事です!
子どもたちの成長を目の当たりにする事ができる、幸せな職業です。
最近は、教師のなり手がいない・・・なっても、心を病んで辞めていかれる方が多いとも。
ですが、次代を担う子どもたちを育てる大切な仕事。
単に「職業」として見る、選ぶのではなく、使命感、情熱を持って子どもたちを導いて欲しいです。
保護者は、モンスターペアレントにならないように!
しっかり躾をした子どもを、学校に送り出して欲しいです。
親が教師を尊ぶと、子どもは先生が好きになります。
反対だと、子どもは先生の言うことを聞かなくなります。
子どものより良い成長を願うのは、保護者、教師、地域の人たちも同じ。
子どもは社会の宝です。
みんなで子どもを見守り育てる温かく寛大な、ですが注意すべきは感情的にならずに注意する・・・。
昔は、よその子どもでも注意したものですが・・・今は、難しいです。
良い意味での「お節介」ができる社会、受け入れられる社会だと、子どもたちもよりよく成長する気がします。
「鉄筆」から長くなりました。
暑い一日のようです。
水分、塩分、休息に気をつけてお過ごし下さいますよう!
村山順子
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