おはようございます!
今朝も笑顔満開、お元気で朝をお迎えでしょうか。
いつも長いメルマガで恐縮です。
お時間のある方、お手すきの折にお読みいただけると嬉しいです。
22日、明石の経営者の会で「手紙のセミナー」をさせて頂きました。
「こころを届ける手紙のセミナー」は、2004年、弊社事務所で始まりました。
仕事が軌道に乗り始めた頃、仕事以外に私にできる社会へのお役立ちは「手紙」だと思いました。
出張先で突然逝ってしまった夫。
亡くなる40日前の私の誕生日に夫が書いてくれた、10行ほどの短い手紙!
その手紙に、生きる希望と勇気をもらい起業。
以来、多くの方々と「大切な方に手紙を書きましょう!」と、一緒に書かせて頂いています。
私の役目は、大切な人に「言えなかったありがとう」や「ごめんなさい」「嬉しかったよ」など、素直に書いてみようかなぁ!と思ってもらえるよう心を揺さぶり(失礼な表現、申し訳ありません)、「場」づくりをさせていただくことです。
そして「手紙っていいなぁ~これからも書いてみよう!」と思っていただき、「手紙を書かれる方を日本中に増やしたい!」が願いです。
手紙は、もつれた人間関係を繋ぎ直し、また仕事にも役立ちます。
書かれた手紙を投函した後の嬉しい後日談が、数多く届きます。
その中でも、特に強く心に残っている方が何名か、いらっしゃいます。
その中のお一人。
7年ぐらい前に受講された女性経営者の方のことを、ご紹介させて頂きます。
手紙を投函した後の、お父様との嬉しい後日談をご本人からも、他の方からもお聞きしていました。
ですが、ご本人からもっと詳しくお聞きしたいと思い先日、お電話しました。
明石のセミナーの時、事例としてご紹介したいと思っている事を話しました。
彼女は「懐かしいです!ご無沙汰で申し訳ないです。あの手紙のお陰様で、今があります」と、快諾。
大きな仕事を抱えており、「終わり次第すぐに手紙を書いて送ります!セミナーはいつですか?」
私は「22日6時半開始」との事を伝え、出かける時間を伝えていませんでした。
手紙が届くまで待とうか・・と思いました。
ですが、電車がよく遅れることがあり、手紙の事が気になりながらも早めに出かけることにしました。
昨日、お休みでしたが、セミナーの後片付けもあり出社。
ポストの中に彼女からの速達が入っていました。
もう少し遅く事務所を出発していたら・・と、申し訳なく思いました。
彼女の許可を得ていますので、その手紙の一部をここでご紹介させていただきます。
『・・・お電話でお話ししましたが、あの時の手紙のセミナーで、先生の「思い浮かぶ人」のお言葉に、なぜか根深い確執があり、憎んですらいたはずの父が浮かび、正直嫌悪すら感じました。
それでも「浮かんだ人」でありましたし、出さない手紙だし!と、思い手紙を書きました。
ペンを持って紙に向かうと、自分の中から何かが溢れてくる不思議な感覚がありました。
気がつけば父が大好きなこと、父を愛していること、父と穏やかに話したいこと、父に相談したいこと、を書いている自分がいました。
自分の本心に驚きました。届くはずのない手紙はずっと私のカバンの中にあって、ポストの前を通る度に、手紙のある事に気づきます。
自分の本当の気持ちを大切にしたい!と思いました。
何日もかかって手紙を投函しました。
数日後、父から電話があり、「手紙ありがとう」だけ言って電話は切れました。
あのセミナーからもう6、7年経つでしょうか?
今、私は父が建ててくれた建物で一緒に住んでいます。
相変わらず、家族の心を大切にする人ではないですが、父なりの不器用な愛を感じています。
私はもう大人になりましたから、それで十分です。
・・・あのセミナーから少しずつ、少しずつ、自分の心が変わってきたように思います。
本当の自分の心に気づいたから、自分の中に軸ができたような感覚です。
・・・・大切な人に手紙を書くことは、自分の心を知ること、本音を知ることだと思いました。
自分の本当の心を知らないと、何も始まらないし、何も進まない、と気づきました。
いろいろな実践をしましたが、最強な父にでも「手紙」が1番響いたようです。
絶縁寸前で繋がれた親子の糸は、今、ご先祖様からしっかり恩恵を受けています。
ここが真髄であったかと。全ては繋がっている事を身をもって体験しました。
手紙を通じて全てのことに感謝しています。お陰様で今の私がいます。』と書かれていました。(彼女のお仕事は順調そのものです)
昨日、折角速達で送って下さったのに・・早めに出かけてしまった事、電話でお詫びしました。
彼女は、私への手紙を書きながら、当時を思い出し、感謝の気持ちが溢れてきたそうです。
誰でも相手を思う気持ちさえ有れば、書ける手紙!
素直な気持ちで書く手紙は、伝わります。
秋の夜長、読書、手紙を書くにはいい時間です。
「手書きの手紙は 優しい心の贈り物」
大切な方に、手書きの手紙を書いてみませんか!
今週も、長いメルマガをお読みくださり、ありがとうございました。
みなさん お元気で、素敵な週末をお過ごし下さいますよう!
村山順子
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